野外民族博物館 リトルワールド

野外民族博物館リトルワールドは、世界中から集めた本物の伝統建築物を展示し、世界各国の文化と暮らしを紹介するテーマパークです。広大な敷地内には、23ヶ国32の建物が展示され、訪れる人々は周遊路を歩きながら世界一周の旅を体感することができます。

日本最大級の敷地面積

リトルワールドの敷地面積は123万平方メートルに及び、日本のテーマパークでは第2位の広さを誇ります。愛知県犬山市と岐阜県可児市にまたがり、野外展示場や屋内展示室が広がっています。訪れる人々は、自由に散策しながら多様な文化や建築の魅力を堪能できます。

多彩なイベントが楽しめる

リトルワールドでは、一年を通じてさまざまなイベントが開催されます。「肉フェス」では世界各国の肉料理を堪能することができ、「ワールドサマーナイト」では夜になるとファイヤーショーや花火が繰り広げられます。季節ごとにサーカスや音楽隊、民族舞踊などのイベントやパフォーマンスが行われ、訪れるたびに新たな魅力が待っています。

季節ごとのイベント

リトルワールドでは、季節に応じてさまざまなイベントが開催されます。夏には「ワールドサマーナイト」でのファイヤーショーや花火、秋にはカヌーやボート体験、冬には光り輝くイルミネーションなど、訪れる人々を楽しませるイベントが目白押しです。

世界旅行気分を味わえる

リトルワールドを訪れれば、一日でまるで世界一周旅行をしているかのような気分を味わうことができます。インドネシア、ネパール、タイ、ペルー、フランス・アルザス、トルコ イスタンブールの街など、世界各地の建物が現地そのままに復元されています。また、アイヌの家や石垣島の民家など、国内の展示も充実しています。

民族衣装の試着とグルメ体験

リトルワールドでは、さまざまな国の建物や文化に触れるだけでなく、民族衣装を試着して記念撮影を楽しんだり、世界各国のグルメを堪能したりすることができます。リアルな体験と美しい風景が織り成す魅力的な場所で、旅行気分を満喫しましょう。

充実の屋内展示

リトルワールドの本館では、世界70カ国から集めた約6,000点の生活用具、祭具、仮面などが5つのテーマに分けて展示されています。これにより、訪れる人々はさまざまな文化や風習を学び、理解を深めることができます。

施設の概要

リトルワールドは、愛知県犬山市と岐阜県可児市にまたがる野外民族学博物館であり、本物の伝統建築物を世界中から買い付けて展示しています。伝統建築物の件数では日本有数であり、訪れる人々は一日で世界各国の文化や暮らしを体験することができます。

現地から移築された建物

リトルワールドでは、現地から移築された建物の数々を展示しています。例えば、石垣島の家は1871年頃の建築で琉球国士族の家、インドネシアトバ・バタックの家は1947年建築でスマトラ島から移築されたものです。また、フランスアルザスの家は1582年建築、韓国農家は1920年頃の建築、山形県月山山麓の家は1767年（明和4年）建築です。これらの建物は、それぞれの地域の歴史と文化を感じさせます。

復元された建物

リトルワールドには、現地の職人によって復元された建物も多数展示されています。これらの建物は、現地の伝統技術と素材を使用して忠実に再現されており、訪れる人々は本物に近い体験をすることができます。

歴史と開園の経緯

リトルワールドは、名古屋鉄道が犬山の観光開発のために出資し、1983年3月18日に開園しました。1970年に大阪で開催された日本万国博覧会のパビリオンを移築する構想がありましたが、独自に世界の民家を収集する方針に転換しました。1973年に起工式が行われましたが、オイルショックや土川元夫の急逝などにより工事は遅延しました。1982年度に屋外展示家屋11棟、1983年度に6棟が完成し、1982年に本館が竣工しました。開園までには約15年の歳月を要しました。

テーマパークとしての特徴

リトルワールドは、単なる博物館ではなく、テーマパークとしての特色も持っています。屋外展示が主体であるリトルワールドは、「人間博物館」としてのコンセプトを前面に出し、さまざまなイベントやパフォーマンスを通じて訪れる人々を楽しませています。

今後の展望

リトルワールドは、世界の料理や民族衣装の試着など、愛・地球博で好評だった分野にも力を入れています。2013年には新施設「トルコ イスタンブールの街」がオープンし、2019年には「タイエリア」が追加されるなど、常に新しい魅力を提供しています。

リトルワールドは、訪れる人々に世界中の文化や暮らしを体験させるだけでなく、新たな発見と感動を提供し続ける施設です。家族や友人と一緒にリトルワールドを訪れ、特別な時間をお楽しみください。