まるで町全体が森のようにイチョウの木が生い茂る祖父江町。一斉に黄金色に染まる晩秋の風景は目を見張るばかりの美しさだ。木曽川がもたらす肥沃な大地で育つイチョウから採取されるぎんなんは、大粒でもっちりとした食感とほど良いほろ苦さで、都心の一流料亭でも高い評価を獲得。昔は米の凶作時の備蓄食糧として利用されていた銀杏だが、それを目的とした生産栽培の開始は祖父江町が最も古い。この町ではぎんなんのことを「ぎんこなつ」と呼んでおり、そこから翡翠色をしたかわいいイメージキャラクターが生まれた。
旬 10月 11月 12月