円福寺は、愛知県春日井市にある天台宗の別格本山です。山号は勝嶽山(しょうがくざん)、本尊は十一面観世音菩薩。この寺は八百比丘尼の生誕地としても知られています。
円福寺の創建は養老7年(723年)と伝えられています。鎌倉時代から室町時代にかけては七堂伽藍を有し、麓には十二坊が建ち並ぶほど隆盛を極めました。しかし、天正年間の兵火によって多くの建物が焼失。その後、徐々に再建が進められました。
境内には多数の文化財があり、春日井市の指定有形文化財に指定されています。主なものは以下の通りです。
観音堂は、天正年間の兵火で焼失した後、明暦3年(1657年)に再建されました。建造は単層1間向拝付、桁行三間、梁間四間の寄棟造です。堂内には本尊である十一面観世音立像をはじめ、毘沙門天立像や不動明王立像などが安置されています。
高蔵寺ニュータウン開発に伴い周辺の環境は変化しましたが、円福寺には広大な「観音様の森」が残されています。この森は、自然豊かな参拝地として終日多くの人々が訪れています。
境内には白山神社もあり、訪れる人々の信仰を集めています。
円福寺へのアクセスは以下の通りです。
高蔵寺ニュータウンの近くに位置しているため、車でのアクセスも便利です。駐車場は参拝者用として開放されています。
円福寺は、その歴史的価値や美しい自然環境から、愛知県春日井市を代表する観光名所の一つです。八百比丘尼の伝説や鎌倉時代の仏像群、また「観音様の森」による静寂な雰囲気は、訪れる人々に深い感銘を与えています。ぜひ足を運び、その魅力を感じてみてください。