布袋の大仏は、愛知県江南市木賀町大門に位置する高さ18メートルの コンクリート製の薬師如来坐像です。この仏像は、個人所有の仏像としては日本最大級であり、 地域の観光名所として親しまれています。
1949年(昭和24年)、名古屋市で鍼灸師を営んでいた前田秀信氏が、夢告を受けたことを契機に 仏像建立を決意しました。5年間の努力の末、1954年(昭和29年)に完成したこの大仏は、 奈良・東大寺の大仏よりも2メートルほど高く、そのスケールが際立っています。
布袋の大仏は、木曽御嶽山信仰に基づき造立されました。仏像の背後には「大佛治療院」という治療院が 併設されており、現在も人が住んでいます。建立当初は周囲が田畑で、遠くからでもその壮観な姿が 目立っていましたが、現在は住宅地に囲まれています。
名鉄犬山線 布袋駅と江南駅の間を走る列車の車窓から、布袋の大仏を眺めることができます。 特に踏切の警報機と大仏の目元が重なる位置から撮影すると、まるでサングラスを掛けているように 見えることから、「サングラス大仏」という愛称で親しまれています。
大仏の周囲には桜が植えられており、春になると美しい花が咲き誇ります。一部の年にはライトアップが 行われ、幻想的な雰囲気の中で大仏を楽しむことができます。桜と大仏のコラボレーションは、訪れる人々を 魅了しています。
布袋3号踏切周辺は、鉄道写真ファンにも人気のスポットです。列車と大仏を絡めた撮影が可能で、 珍しい構図を楽しむことができます。この場所は、インターネットやテレビ番組でも取り上げられ、 江南市の魅力の一つとして紹介されています。
名鉄犬山線の布袋駅で下車し、線路沿いを北へ約500メートル(徒歩約15分)進むと大仏が見えてきます。 その巨大な姿は、訪れる観光客に感動を与えるでしょう。
布袋の大仏は、地域に根付いた歴史と個人の信仰が生み出した象徴的な存在です。その壮大なスケールと ユニークなエピソードは、訪れる人々を魅了し続けています。春の桜やライトアップ、鉄道写真との コラボレーションなど、多彩な楽しみ方を提供してくれる布袋の大仏。ぜひ足を運んでみてください。