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内々神社

(うつつ じんじゃ)

内々神社は、愛知県春日井市にある由緒ある神社です。その創建は古代に遡り、「延喜式神名帳」に記載されている式内社の一つとして知られています。この神社は、主に地域の総鎮守として篠木荘33ヶ村から崇敬を集めてきました。

祭神

内々神社の祭神は以下の通りです:

由緒

内々神社の創建については正確な年代は不明ですが、伝説によると日本武尊が東国を平定した際、内津峠で副将軍・建稲種命の死を知らされたことを嘆き、その霊を祀ったのが始まりとされています。「現哉々々(うつつかな)」という嘆きの言葉が社名の由来となっています。

庭園の魅力

内々神社の庭園は、臨済宗の禅僧・夢窓疎石が作庭したと伝えられる廻遊式林泉型の蓬莱庭園です。この庭園は江戸初期の形式を持ち、自然の岩や池を巧みに取り入れた美しい景観を楽しむことができます。

庭園の特徴

庭園は社殿の裏に広がり、三大巨石や天狗岩が特徴的です。また、影向石(神仏が一時的に姿を現す石)があり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。かつては池に大きな鯉が泳ぎ、亀が神の使いとして崇められていました。

文化財

内々神社は以下の文化財に指定されています:

社殿の特徴

内々神社の社殿は権現造りの建築様式を持ち、名工立川一族によって江戸末期に造られました。軒下や向拝には立川流と呼ばれる華麗な彫刻が施され、文化的価値が高い建築物です。昭和56年に屋根が檜皮葺から銅板葺に改修されました。

御舞台

御舞台は神社の例祭で使用されるもので、壇尻楽車とも呼ばれています。この舞台は市指定の有形民俗文化財として保存され、地域の伝統文化を伝える貴重な遺産です。

地域との関わり

内々神社は篠木荘33ヶ村の総鎮守として長い間地域から尊崇されてきました。特に戦国時代や江戸時代には武将たちから厚い信仰を受け、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際には戦勝祈願のために帆柱が伐り出されたと伝えられています。

すべらずの松

境内には「すべらずの松」と呼ばれる珍しい木があり、受験生たちの参拝が絶えません。松と百日紅が一体化したこの木は、受験や就職など人生の節目において多くの人々から祈願されています。

まとめ

内々神社は、日本武尊の伝説や美しい庭園、地域との深い結びつきを持つ歴史的な神社です。文化財としての価値も高く、訪れる人々に歴史と自然の調和を感じさせてくれます。ぜひ足を運び、その魅力を体感してください。

Information

名称
内々神社
(うつつ じんじゃ)

犬山・瀬戸

愛知県