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瑞雲寺(春日井市)

(ずいうんじ)

瑞雲寺は、愛知県春日井市神領町に位置する臨済宗妙心寺派の寺院です。その山号は「龍光山」と呼ばれています。

歴史

瑞雲寺の創建は、永享元年(1429年)と伝えられています。開山は雲叔和尚であり、本尊として薬師如来を祀っています。寺の歴史は長く、幾度かの火災や再建を経て現在に至ります。

初期の歴史

天正12年(1584年)に起きた長久手の戦いの際に火災で焼失しましたが、寛永2年(1625年)に大裕休軌によって再建されました。その後、享保12年(1727年)にも火災に見舞われましたが、翌年に再建されました。平成14年(2002年)には、本堂庫裡が再建され、現在の姿となっています。

曹洞宗から臨済宗へ

創建当初は曹洞宗に属していましたが、後に臨済宗妙心寺派に改宗されました。この寺院は、篠木荘三十か村の一つとして重要な役割を果たし、織田信長の父・信秀から寺領を寄進され、犬山城主池田信輝の菩提寺ともなったと伝えられています。

文化財と高僧

瑞雲寺では歴代住職の中に荊洲和尚や瑶洲和尚などの高僧を輩出し、数多くの文化財を伝えています。縄衣文殊画像や呂洞賓の図は愛知県指定文化財に指定されており、他にも中国や日本の著名画家による名品が多く保管されています。

菩提樹と扁額

本堂前には立派な菩提樹が植えられており、また、「瑞雲禅寺」の扁額は正眼僧堂山川宗玄老師による筆書きです。

地名「神領」と寺の起源

この地域は「神領」と呼ばれ、古くから熱田神宮に仕える祠人が住んでいました。伝承によると、西暦760年頃、祠人の一人が剃髪し僧となり、これが瑞雲寺の始まりとされています。

江戸時代の逸話

瑞雲寺七代目住職である荊州和尚は「杉中坊」と称されていました。ある日、徳川義直公の行列を馬に乗って通り過ぎた際、家来が無礼者として止めようとしましたが、義直公が「杉中坊ならば許せ」と言ったという逸話が残されています。このことから、義直公が深く帰依していたことがわかります。

境内の見どころ

瑞雲寺の境内には「なかよし地蔵」や「おさすりさま」、「えんま堂」など、訪れる人々に親しまれる独特な仏像や建物があります。これらの見どころは参拝者に和やかな雰囲気を提供しています。

文化財
観世音菩薩坐像

本堂裏の位牌堂内には観世音菩薩坐像が安置されています。この菩薩像は、瀬戸市中水野の松原家が熱田の海から引き上げたものと伝えられています。

銅鐸

瑞雲寺には、三明神社近くの貴船社境内から出土した銅鐸が保管されています。出土時に損傷したものもありましたが、現在は瑞雲寺で大切に保管されています。

アクセス情報

所在地:愛知県春日井市神領町1-11-4
鉄道:JR中央線「神領駅」から徒歩13分

Information

名称
瑞雲寺(春日井市)
(ずいうんじ)

犬山・瀬戸

愛知県