幸田町郷土資料館は、愛知県額田郡幸田町大字深溝に位置する地域密着型の博物館です。1977年(昭和52年)3月に竣工・開館し、以来、地域の歴史や文化を広く紹介してきました。館内外には多彩な展示物が並び、地域の魅力や過去の出来事に触れることができる場所として、多くの来館者に親しまれています。
館内では、「幸田の原始・古代」から始まり、「菱池の干拓」や「三河地震」、さらには「昭和の生活」まで、時代ごとの地域の変遷が紹介されています。以下に、代表的な展示をご紹介します。
大河ドラマを契機に開設されたコーナーでは、徳川家康やその家臣たちとの関わりが深い幸田町の歴史的背景を詳しく紹介しています。ドラマファンにもおすすめの展示です。
屋外エリアには、かつて自衛隊で使用された貴重な装備品や乗り物などが展示されています。これらはすべて自衛隊愛知地方協力本部からの貸与品であり、他ではなかなか見ることができない貴重な資料です。
なお、かつてはKM-2練習機も展示されていましたが、現在は撤去されています。
敷地面積はおよそ3,500平方メートル、建物面積は約273平方メートルで、木造の平屋建てとなっています。開館と同年の11月3日には、幸田町立文庫(後の幸田町立図書館)も開館しました。
開館以来、地域の歴史的遺産の保存と活用を進めてきた幸田町郷土資料館は、近年、NHK大河ドラマ『どうする家康』の放送により再び注目を集めました。2023年には、ドラマに登場した地元出身の家臣、夏目吉信や平岩親吉に関する名所を紹介する動画が、町の学芸員によって製作されました。
1998年(平成10年)からは、幸田町立図書館1階ギャラリーにおいて、文化振興展が毎年開催されています。地域の歴史や文化を深く掘り下げたテーマごとの企画展は、多くの来館者に親しまれています。
これらの展示を通じて、地域に根ざした歴史の奥深さや、現代につながる文化の流れを知ることができます。
無料で見学することができます。
月曜日(祝日の場合は翌平日)、企画展示のない期間の木曜日、年末年始が休館日となっています。
午前10時から午後5時まで開館しています。
JR東海道本線三ケ根駅から徒歩約10分と、アクセスも良好です。
幸田町郷土資料館は、地域の歴史と文化を深く知ることができる貴重な施設です。地元の人々にとっては懐かしく、訪れる人々にとっては新たな発見の連続です。室内展示に加え、屋外に展示された軍事機材や鉄道部品など、子どもから大人まで楽しめる構成となっており、教育の場としても最適です。ぜひ一度、幸田町の歴史を体感しに訪れてみてはいかがでしょうか。